雨漏りを放置しておくと大変なことになりますよ
雨漏りは早期修繕が大切です。放置しておくと、おうちが大変なことになってしまいます。場合によっては、家族の健康を害する事にもなりかねません。雨漏りは虫歯に似たようなもので、早期に修繕を行えば費用も軽くて済みますし工事も短期間で行えます。しかし長い間放置しておくと、少しずつ建物を蝕んで行きます。そうなると工期も長くかかりますし、金銭的な負担も大きくなってしまいます。そうならないように、雨漏りは早期修繕がオトクです。
雨漏りの原因は何なのか
雨漏りが発生すると、たいていの人は屋根が壊れたかな？と思うようです。実際、屋根の不具合によって雨漏りは発生します。しかし、意外と屋根以外に原因がある場合も多いのです。とにかくその原因をしっかり特定することが雨漏りへの対処の第一歩。ここでは、当店で実際に対処した雨漏り事例から、雨漏りの原因をご説明します。
［その１］屋根が原因の場合
まずはやっぱり屋根が原因だったという場合、次のような原因が考えられます。
- 屋根材のズレ・破損
- 屋根材の施工不良(設計最低勾配を守っていない、取り付け方が不適切など)
- 天窓まわりや壁ぎわでの、下葺材の劣化または施工不良
- 谷樋やドブ樋が劣化したり、排水口にゴミがつまったなど樋の不具合
［その２］壁が原因の場合
結構ありがちなのが壁からの漏水です。この場合は次のような原因が考えられます。
- 屋根と壁の接続部分で漏水を防ぐ壁当たり処理などが省略されている
- 二次防水(透湿防水シートなど)が劣化している
- 目地コーキングの剥離
- 表面の防水塗装が劣化している
- 窓やドアなど開口部と壁の接続処理に不具合
［その３］実は雨漏りではない…別の何か
たまにあるのが、実はこのシミは雨漏り由来ではないというもの。次のような原因が考えられます。
- 結露によって発生した水がしみ出している
- 壁や天井裏の配管から漏水している
- 天井裏に潜り込んだ動物の尿などの水分
以上のように、原因は千差万別です。そして、原因が異なればそれに対応する修繕方法も異なってきます。
早期対応の重要性
雨漏りは早期修繕が大切。放置すればするほど、ダメージは大きくなります。今すぐ私たちにお任せください。
雨漏りへの対応時間の違いで建物はどうなる？
すぐに対応した事例
雨漏り発生は瓦の落下
上の屋根の瓦が落下したことで、
衝突した下の屋根の瓦が割れ、
そこから雨水が浸入して
この下の屋内側に雨漏りが発生しました。
天井裏を調べてみると
瓦の破損部分から屋内に雨水が浸入
雨漏りが発生しています。
雨漏りをとりあえず止めるために応急処置
ひとまず応急処置を行い、
本格的に修繕をするまでのあいだ
雨漏りが発生するのを食い止めました。
後日修繕時に瓦をとりはずすと
瓦を取り外してみると
侵入した雨水が下葺材の上を流れた跡が
くっきりと出ています。
ただし、雨漏り発生後すぐに対処したために
木材が腐った箇所はありません。
雨漏り発生後すぐに応急処置をすれば、屋根下地の木材が腐るなどの二次的な被害は発生しません。ですから、修繕範囲も最小限で済みます。戸建ての雨漏りの点検・修理・対策でしたら、京都市左京区の京都ルーフサービスにお任せください。
◎雨漏り修繕の費用は？
雨漏りの修繕を行う場合、どのくらいの費用がかかるのか？
すみません。最初に謝っておきます。この答えは難しいんですよね。なぜなら、雨漏りの症状は千差万別。重症の場合であれば、葺き替えるほどの費用がかかる場合もあります。しかし、ちょこっと壊れた雨樋のエルボ（縦樋が曲がる部分の部材）を取り替えて解決することもあります。これなら10000円までです。このあたりは、現地調査をしないと正確にはわからないわけですが、目安として状態別に以下にあげてみます。
※見積りの見方について…
以下にあげる見積り金額は、雨漏り修繕の部分のみをピックアップしたものです。現場の状況に応じて、足場が必要であったり小運搬費であったり、別途必要になる経費が発生します。
- 割れた瓦1〜2枚の取り換え…20,000円〜
- 腐食した谷樋の取り替え工事…100,000円〜200,000円(瓦屋根の場合)
- 二坪ほどのベランダの雨漏り補修…150,000円
- 入母屋屋根の隅棟まわりの補修…100,000円／1箇所
- 大棟の積み直し…300,000〜700,000円
なお、最初に書きましたように、症状や大きさによって価格は千差万別ですので、上記金額はあくまで参考程度にしてください。お見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談を！
◎ALC外壁からの雨漏りは高くつきます
意外と雨漏りで高くつくのが、ALCの外壁からの雨漏りです。これはたいてい、コーキングの寿命であったり、ALC自体の劣化によるひび割れが原因です。
このような場合は、その時点で直接雨漏りの原因となっている部分を補修したところで、別の部分が後を追うように雨漏りし始める事がよくあります。全体が同じ程度、同じ期間、風雪に耐えて来たわけですから、最初の雨漏り個所と同程度、別の個所も疲弊しているはずだからです。
実際にこんなことがありました。
見積もったところ、足場を含めて100万円は越えるだろうという予想でした。その見積りで、全体の状況を含めてお話ししたのですが、「そんなにしないだろう。もっと安くできるはずだ。」との一点張りで、理由もろくに聞かずに強硬に交渉された方がおりました。
無理が通れば道理が引っ込むと申しますが、今だったらこういうことはお受けしないのですがこの時は私が根負けして、現在雨漏りの直接原因になっている部分のみ、数万円で補修するということになりました。
この時に口頭で、「すぐに別の部分から雨漏りする可能性がありますよ。」とお伝えしたのですね。
その後、２回の夕立では、ピタッと雨漏りは止まっておりました。ところが、３回目の夕立で、補修個所のすぐそばから雨漏りが始まったのです。
当店からすればお伝えした通りだったわけですが、お客さんの方は、口頭での伝達事項はすっぱりお忘れでした。このトラブルが起こった時に、これは私ではわかっていただくのは無理であろうと感じましたので、工事代金を返金の上、工事からは手を引かせていただきました。
その後、このお客様は、結局全面の補修をされたようです。