脚立を利用して中高所で作業を行う場合、転倒や転落事故やけがを引き起こす危険もあります。そのためには、正しい使い方を遵守しましょう。以下の注意事項は、脚立等の大手メーカーさんである「長谷川工業」さんのサイトを参考に書き出しました。詳しい情報は、「長谷川工業さんの脚立の安全な使い方」をごらん下さい。
使っていい脚立
労働安全衛生規則では、次のような脚立でないと使ってはならないとしています。
- 丈夫な構造であること。
- 材料は、著しい損傷、腐食がないものとすること。
- 脚と水平面との角度が75度以下とし、かつ折りたたみ式のものにあっては、脚と水平面との角度を確実に保つための金具等を備えること。
- 踏み面は、作業を安全に行うために必要な面積を有すること。
使用前には都度点検
使用前には、その都度点検して安全を確認しましょう。
目で見て確認
まず目視で次の点を点検してください。
- 踏ざんにグリース・油・泥・雪・水・ペンキが付着していないか
- 支柱・踏ざんに曲がり・ネジれ・へこみがないか
- 接合部にひび割れや著しい腐食 ( サビ等 ) がないか
- リベットやボルト・ナットにゆるみ、抜け落ちがないか
- 滑り止め ( 支柱端具 ) が磨り減ったり、外れたりしていないか
- 貼り付けラベルが無くなったり、読めなくなっていないか
手で触れて確認
また、次の点には手で触れて確認することが大切です。
- 各段の踏ざんにガタ付きがないか
- 支柱を開閉をしてみて、スムーズに開閉できるか
- 左右の回転金具のゆるみ、ガタ付きがないか
- 両方の開き止め具が、確実にロック出来るか
- はしご状態にして、開き止め具が、確実にロック出来るか
はしご設置時の注意点
脚立を伸ばしてはしご状態で使用する場合には、次の点に注意しましょう。
- はしごの立て掛け角度は75 度前後
- 側面の角度指示ラベルを利用して角度を見る
- ラベルが剥がれているときは、はしご上部の立て掛ける接点までの高さの四分の一の長さと同じだけ、接点の真下から離れたところまで足元を持ってくると、ちょうど良い角度です。
- 屋根・屋上に立て掛ける場合、先端を60cm程度、接点より上に出す
- 建物のはりや突き出した壁に、 先端を立て掛けて使用しないでください
設置場所に注意
不安定な場所、例えばデコボコしていて四本の足がちゃんとしっかり設置せずにフラフラするようなところでは使えません。次の点に注意してください。
- 脚立が安定しない場所には、設置しない
- 滑りやすい場所には、設置しない
- 人の出入り口やドアの前では、使用しない
- どうしてもドアの前に設置する必要があるときは、ドアをロック、または見張りを立てる
使用時の大原則
脚立使用時には、以下の点に注意してください。
- 脚立は、昇降面を作業対象に向けて作業するのが基本(倒れにくい方向で作業)
- 昇降面を作業方向に向けられないときは、誰かに脚立を支えてもらうか、倒れないように脚立を固定する、またはスタビライザーを使用するなどして、転倒を防いでください。
- 天板の上には、絶対に立たない(脚立の高さが2mを超えるものでは、上から2段目の踏ざんにも立たない)
- 脚立を跨いで作業をしない
おへその位置に注意(バックルルール)
作業中、自分のおへそ(身体の重心)が、脚立の四本足の設置面の四角形から出ないように注意します。外側に出ると、転倒の可能性が高くなります。
以上のような点に注意して、安全に脚立を使用しましょう。安全は、何よりも大切。安全第一です。どうぞ、ご安全に…。
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