檜皮葺き・瓦棟で葺き替えたばかりの清水寺にて記念撮影
世界遺産の1つ清水寺は、2017年より屋根の葺き替えなどの
大修理を実施。「伝統建築工匠の技」が発揮された一例です。

先日お知らせ(➡「日本の伝統的建築技術が世界遺産認定へ」)の続報ですが、日本の「伝統建築工匠の技」がユネスコの無形文化遺産に正式に登録決定されました。これを受けて、記念奉祝会が京都市内で開催されたと報道されましたのでお知らせします。

➡毎日新聞「「伝統建築工匠の技」無形文化遺産 未来に残す、決意新たに 京都で記念奉祝会 /京都」

➡NHKニュースWeb「ユネスコ無形文化遺産「伝統建築工匠の技」清水寺の舞台で祝う」(掲載終了)

➡産経新聞「清水寺で万歳三唱 無形文化遺産、ユネスコ決定で保存7団体の関係者」

➡読売新聞「伝統建築の技 継承誓う」

記事には、最近、檜皮葺き(棟のみ瓦葺き)で総葺き替えして、木造の舞台も新調された清水寺にて、万歳をする関係者の写真が掲載されています。(読売は、奉祝会での鏡開きの写真です。)ただし残念ながら、今年のコロナ禍を受けてみなさんフェイスシールドやマスクをされていてはっきりお顔が見えないのですが、京都の瓦組合の役員さんも写っているようですね。

この写真に写っている清水の舞台と清水寺の本堂は、2017年から大がかりな修繕が行われて、つい先日、2020年12月3日に完成法要が行われたばかりです。➡産経フォト「「清水の舞台」と本堂屋根 真新しく 工事終了し奉告法要【動画あり】」

日本はヨーロッパなどに比べると、雨量も多く台風もあります。また、大きな地震も何度も経験してきました。そうした中で育まれてきた伝統の技は、今後も引き続き受け継いでいくべきものでしょう。私たち、屋根工事業界にとっても、このたびのユネスコ無形文化遺産への登録は、非常に栄誉あるものといえます。しかし、それにともない、きちっとした仕事をするという責任もまた私たちは負ったと思うのです。それは、文化財でというだけでなく、一般の住宅での仕事でも同じ事なのだろうと思います。

当店では、この文化遺産への登録を機に、今一度、基本に立ち返り、きっちりとした仕事をおこなうことを心がけて参りたいと考えております。

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